DTM始めました(4)〜 ドラムパターンを打ち込む前に・・・
今回はドラムパターンの打ち込みの前に、ドラムの音色の解説です。
GM規格の音源の場合、ドラム・パーカッションはCh.10と決まっています。Dominoの画面左にあるトラックセレクタペインを見ても、確かにCh.10だけPiano 1と書いてありません。早速このチャンネルを開いてみると、今までとはちょっと変わったピアノロールペインになっていました。
まず、ピアノの鍵盤だったところに英語で楽器の名前が書いてあります。それから右のピアノロールの所を鉛筆でクリックすると、前は四角が出ましたがここでは●です。長さがありません。上のエディットツールバーのGateの部分はグレーになっていますし、左のイベントリストペインのGateの欄はすべて「10」一定になっています。パーカッションですから、音の長さというものは無いんですね。
それではこの楽器リスト、上から解説していきましょう。
なお、写真はすべてamazonの楽器ストアからお借りしました。お借りしたお礼にストアへのアフィリエイトリンクを、それとわかるように近くに置いておきますので、生楽器に興味のおありの方はこちらからお買い求めください。
ではまずはトライアングル(Open Triangle, Mute Triangle)。これです。
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値段も1000円程度で割と安いです。写真にある紐で△の金属を吊るして、ビーターという棒でたたきます。ぶらぶら吊るした状態でたたくのがオープン、吊るした紐を握り、持ち手が△に触れるようにしてたたく、あるいは叩いた直後に△に触れて音を止めるのがミュートです。
お次はクイーカ(Open Cuica, Mute Cuica)。
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音はあれです、ゴン太君の「ウホウホ」という声です。
太鼓の片側だけに皮が貼ってあって、皮の真ん中に竹ひごがついています。この竹ひごを布でこすることであのウホウホいう音を出すのです。ミュート、というのかどうかよくわかりませんが、空いた手で皮の部分をぐっと抑えることで、皮の貼る強さを変えて、音の高さを変えることができます。
次はウッドブロック(Low Wood Block, High Wood Block)。トライアングルと同じように学校で触ったことがある人もいるかもしれません。
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右と左とで、違う高さの音が鳴るようになっています。
お次は、クラベス(Claves)。
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木の棒です。叩くとかなり高い良い音がします。
次は、ギロ(Long Guiro、Short Guiro)。
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ギーーギッギギーーギッと、こするスピードを変えて音色を変えます。
続いてホイッスル(Long Whistle, Short Whistle)。
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いわゆるサンバホイッスルです。両側に穴が開いていて、穴を1つ2つと抑えるほどに高い音が出ます。GMでは高く短い音と低く長い音が設定されています。
次は言わずと知れたマラカス(Maracas)。
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これは皆さんご存知ですね。シャカシャカ振って音を出すのですが、中の砂がリズムよく動くように振らなくてはいけないので、結構やってみると難しいです。
そして、カバサ(Cabassa)。
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木の周りに数珠の帯のようなものがゆるく巻き付いていて、これで木をじゃかじゃかこすって音を出します。
次がアゴゴ(Low Agogo、High Agogo)。
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大きい方が低い音、小さい方が高い音。ばちで叩いて音を出します。
ここからは太鼓系です。
まずはティンバレス(Low Timbale、High Timbale)。
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乾いた感じの、高めの音が鳴る太鼓です。
次はコンガ(Low Conga、Open Hi Conga、Mute Hi Conga)。
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スナップを聞かせて響くように叩く奏法と、手の付け根あたりで皮に触れながら、響かないように叩く奏法を使い分けて、音色を変えていきます。
そして、ボンゴ(Low Bongo、High Bongo)。
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よく両足に挟んで座って、素手でたたいているやつです。
さて、ここで一つとばしてビブラスラップ(Vibraslap)。
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よく時代劇や演歌などである「カーーーッ」という効果音、あれは「キハーダ」という別の楽器なのですが、割と似た音が出るので代用として使われることがあるそうです。
もう一つとばして、カウベル(Cowbell)。
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これもみなさんご存知でしょう。叩くとちょっとこもったコンコンという音がする楽器です。
さらにもう1つ飛ばして、タンバリン(Tambourine)。
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いわゆるタンバリンです。写真左は、ドラムセットに取り付けるためのブラケットです。音色は、縁を叩いたときの音になっています。
さてさて、飛ばした3つも含めて、残りはいわゆる「ドラムセット」に含まれる、ドラムとシンバル類です。
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まずはシンバル類から。上の写真には、ライド、クラッシュ、ハイハットの3種が写っていますが、GS音源にはこれにスプラッシュとチャイニーズを加えた5種類、10音色が用意されています。
上から順に、ライド(Ride Cymbal2, Ride Bell, Ride Cymbal1)。
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ジャズなどでよく、チーンチッチチーンチッチと、割とクリーンな音でリズムを刻んでいるのがありますが、あれがライドです。真ん中のぽこっと膨らんでいる部分をたたいた音がRide Bellです。
つぎ、クラッシュ(Crash Cymbal2、Crash Cymbal1)。
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ひっぱたいて、グゥワッシャーーーンと華やかな音をさせるのがこのクラッシュです。
ほいで、スプラッシュ(Splash Cymbal)
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クラッシュより小ぶりで、もっと軽いカシャーンといった音がします。
そして、チャイニーズ(Chinese Cymbal)。
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ちょっと独特な音色。私のイメージでは上海雑技団や獅子舞で鳴ってそうなイメージ。
最後がハイハット(Open Hi-Hat、Pedal Hi-Hat、Closed Hi-Hat)。
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写真は分解した状態。組み立てた写真がドラムセットの中にあります。上下向かい合わせにしてスタンドにシンバルを取り付けます。普段は開いていて、踏むと2枚のシンバルが合わさって音が出ます。GS音源には開いた状態で叩いた音、踏んだ瞬間の音、踏んだ状態でたたいた音の3種の音色があります、が、私にはMSのGS音源の後ろの2つの音が殆ど同じにしか聞こえません・・・。
最後がドラム類です。
上から行くとまずタムが6種類(High Tom, Hi Mid Tom, Low Mid Tom, Low Tom, Hi Floor Tom, Low Floor Tom)。
これは写真は割愛します。ドラムセットの写真を見ると、タムタム(High Tom, Hi Mid Tom, Low Mid Tom, Low Tomに相当)が2個、バスドラの上に、フロアタム(Hi Floor Tom, Low Floor Tomに相当)が1個、バスドラの横に置いてあります。大きさの違うタムは音の高さが違いますので、トコドコドン、といった感じにメロディアスなフレーズをたたくことができます。
次がスネア(Electoric Snare、Acoustic Snare、Side Stick)。
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ドラムセットに座り、左足をハイハットのペダルにおき、右足をバスドラのペダルに置くと、丁度正面の股の間に来るのがスネアです。写真のようなドラムの裏にスナッピーという、細かい金属の鎖のようなものがついていて、タムタムより華やかな音がします。
Side Stickは、このスネアの縁をカンと叩いた音です。ミュートが聞いた音色になっていますので、手とスティックの尻をスネアの皮に置いた状態で縁を叩いたときの音色になっています。
そして大御所のバスドラ(Bass Drum 1、Acou Base Drum)。
ドラムセットの真ん中にある一番大きなドラムです。足でペダルを踏んで音を鳴らします。
最後に忘れ物、下から5つ目あたりに、Hand Clapがありました。手拍子の音です。amazonでは売っていません。
音色紹介、というか楽器紹介が長くなってしまいましたので、今回はここまで。次回ドラムパターンを打ち込んでいきます。
- 2014.08.02 Saturday
- DTM
- 12:01
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- by てちくん